【蔵】-Kura-

壁に並べられた瓦と瓦を繋ぐ漆喰の格子模様をイメージ。二人の出会いの喜びが世代を超えて引き継がれる、過去から未来への繋がりをコンセプトにしたセットリング。

当店舗が明治時代の酒屋の穀蔵を移設・改修した「蔵の宝石家」であることから、「後世に残したいもの」をテーマにデザインしたリングです。

なまこ壁とは、瓦をつなぎ合わせる漆喰の目地が、なまこのように見えることから名付けられたと言われています。

城下の風情を残す松本市街地では「蔵」と「なまこ壁」が多く見られます。なまこ壁は防火、保温、防湿などの効果に優れ、蔵そのものを守ると同時に、蔵の中にある貯蔵物を守る大切な技法でありました。

このリングをお選びいただく方の歩みが、蔵の中に納められた宝物のように、末永く堅固に守られますようにという願いを込めてデザイン致しました。

上：素材の変更、センターストーンの変更などのアレンジが可能です。センターストーンを4本の爪で留めることにより、石が四角く見えるためシャープな印象に。

中：等間隔にダイヤモンドが留められています。ダイヤモンドは全周ではなく、あえて後ろ側（手のひら側）は一部ダイヤモンドを留めずに、サイズ直しがし易いようデザインされています。

下：画像はホワイトゴールドです（全体が黒っぽく見えるのはそのためです）。プラチナやゴールドへの素材変更も可能です。なまこ壁を模した黒い模様部分は、石ではなくブラックメッキで、色味の経年変化を楽しむことができます。近年はホワイトゴールドの地金相場が高騰しているので、このようなリングを作ってくれるブランドや職人は減少しています。